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産経新聞「無謀運転 命失う若者」 (2025年10月19日掲載)
2025年10月3日、三重県名張市の国道で、軽乗用車が横転し、男女5人が死亡する事故が起きました。
この車は定員4名のところ、高校生3人を含む6人が乗車。事故で全員が車外に投げ出され、5人が死亡しました。県警は定員超過による車体の重さと高速度などで車を制御できず、カーブを曲がり切れなかったとみています。
定員超過などによる事故は、ほかでも相次いでおり、同社の記事によれば、高齢ドライバーの事故よりも、事故発生率は10代が最多で、20代がそれに続くとのことです。
これについて、交通問題評論家・元弁護士としてコメントを求められた私は、
「定員の大幅な超過は車の制御を困難にする要因になり、法令適用の際に考慮される可能性がある」
と指摘しました。
具体的には、「進行を制御することが困難な高速度で運転していた」として、運転者には危険運転致死傷罪(20年以下の拘禁刑)が適用される可能性があります。
「運転者も同乗者も危険な運転の重大なリスクを理解し、絶対にしないでほしい」
と呼びかけました。